お位牌の選び方

お位牌の選び方

最近のお位牌は色や大きさ、デザインがたくさんありどれを選んで良いか分からなくなってしまう方もいらっしゃいます。
故人との思い出を振り返りながら、ふさわしいお位牌を選んでいただくためのポイントをご紹介致します。

お位牌を作るタイミング

本位牌は四十九日法要までに用意します。
位牌は、魂入れをしてはじめて供養の対象になります。

四十九日の法要までに準備するのが一般的です。
本来の「位牌」と呼ばれるものは、四十九日後にまつられるもので「本位牌」といいます。
四十九日までは「白木の位牌」という仮の位牌をまつります。

お葬式の後、本位牌は四十九日の法要までに準備します。法要の際にご住職に魂入れ(たましいいれ)をしていただき、白木の位牌から本位牌へと入れ替えます。
※地域によっては初盆・むかわり(一周忌)のタイミングでされることもあります。

お位牌のサイズ、選ぶ基準

初めての位牌の場合は、先に安置するお仏壇を決めてから位牌の大きさを決めるのが一般的です。

位牌のサイズは、基本的に「寸」が用いられ、最小2.5寸~8寸、9寸、1尺、それ以上とさまざまです。 1寸は、約3.03cmです。位牌の「寸」は札の高さを指すので、位牌の総丈と間違えないようにしましょう。

丹波市周辺では6寸(札丈18cm・総丈28cm)7寸(札丈21cm・総丈32cm)をよく納めさせていただいていますが、もっと小さいもの等たくさん取り揃えており、位牌を安置する仏壇に合わせて、バランスを考えてお勧めしています。

すでに位牌がある場合は、先祖様の位牌より大きくならないように、同じくらいの大きさにするのが一般的です。先祖様とは形や色(金箔の押し方)は同じでなくてもよろしいです。

お位牌の種類

位牌には、漆(うるし)を塗った後金箔や金粉などで飾った「塗り位牌」と、黒檀や紫檀などの唐木素材で作られた「唐木位牌」があります。
位牌は宗派に関係なく、好みで選ぶことができるため、春日型、猫丸型、葵型など様々な型があります。
位牌の数が増え、ご先祖様の位牌をまとめることができる便利な「回出(くりだし)位牌」というものもあります。回出位牌は、札板が十枚位入るためとても便利です。

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    塗り位牌

    漆(うるし)で塗られた黒塗りの位牌のこと。合成の漆を使用したリーズナブルな位牌と、本漆で仕上げた位牌があります。一部、または全体に金箔を施したものもあります。

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    モダン位牌

    祈りのスタイルに合わせて様々な種類のお位牌を揃えています。
    材質はウォールナット、メイプル、黒壇等々

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    幅広位牌

    代々続いたお宅には、お位牌がたくさんあります。それらを1本の幅広位牌にまとめたら、お仏壇の中がスッキリします。

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    繰出位牌

    繰出位牌 (くりだしいはい)は、戒名を書く札板が6〜8枚くらい入る箱型の位牌のことです。ご先祖様の位牌が多くある場合は、まとめることができ、とても便利です。

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    過去帳入れ位牌

    故人を記す蛇腹折りの過去帳が中に入った位牌です。亡くなった日のページに記入し、月命日を開いてお祀りします。

お位牌をお祀りする場所

本位牌は魂入れ(開眼供養)をしていただいたのち、お仏壇にお祀りします。

お仏壇の中心は、各宗派のご本尊様になります。ご本尊様は真ん中の最も高い段にお祀りし、お位牌はご本尊様が隠れないよう、左右またはひとつ低い位置の段に安置します。向かって右側が上座となるため、ご先祖様を右から順にお祀りするのが一般的です。

古いお位牌の処分方法は?

仏壇や位牌、お墓などを事情によってやむを得ず手放す場合には、住職様に魂抜きをしていただきます。

お仏壇の継承者がいなくなったり、管理が難しくなったり、経年劣化で新しく買い替える場合、あるいはご先祖様の位牌をまとめてひとつにする場合など、古い位牌を処分する(供養する)ときには、ご住職様に魂を抜いていただかれたら、大仏堂でお預かりし焼却して土に戻します。

お位牌の注文時にご注意していただくこと

ご注文いただく位牌には表にご戒名、裏にご命日、俗名等の文字を入れます。白木位牌に書かれたご戒名等を写していただきお知らせ下さい。
又、見本の位牌を持ってお伺いし、ご注文も承ります。

位牌に入れる文字の種類

宗派によって梵字を入れる場合がございます。宗派を教えていただければ梵字の種類はこちらでわかります。 又、家紋も入れさせていただきます。全て大仏堂で家紋を描きますので、ご安心下さい。

位牌に入れる文字は、彫刻と手書きがあります。関西では彫刻が一般的です。

お位牌を購入する仏壇店の選び方



お位牌は代々お祀りするものだから、良いものが欲しい。

でもその選び方は・・・考えただけで気が重くなりそうです。 現在では見た目はきれいでもいろいろな新しい材料や手間の省ける技法を使った外国製のお位牌が輸入されたりしています。又、値段が高いからといって品質も高いと信用するのも危険です。 大仏堂ではおかげさまで創業以来百年毎日お位牌を造らせていただいております。 お位牌は亡くなられた方の魂がとどまるところです。

『皆様に手を合わせていただくものだから。』と大仏堂では代々先代から次の代へと入念に心を込めて仕上げさせていただくように教えられています。外見はもちろんのこと、中身の材料も厳選し修復可能な総木製、もちろん全て国産です。 金箔にもこだわり三倍ぶ厚い金箔を使っていますので大仏堂のお位牌は長い間お祀りしてもはがれにくいのです。

大切な方のお位牌です。ぜひ大仏堂が厳選したお位牌をご覧下さい。木地から吟味して造らせていただいている自信作、製造元のため同じご予算でひとつ上の良いものをお選びいただけます。

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